美髪矯正の工程
1.お客様の髪の状態
・日常からアイロンを多用してダメージの蓄積がある
・外的要因も含めてややウネリがある
・全体的に広がりがある
こうしたお悩みを抱えてるお客様が多くいらっしゃると思います!
どちらかというとオーソドックスな事例です。
しかしオーソドックスな施術の中にもふんだんに盛り込まれた知識と技術がございます。
今回のコラムでは美髪矯正の基本の”キ”を知る事が出来ます。
この基がとても大切で逆にここを抑えておく事で幅広い方の悩みに対処できます!
では見ていきましょう!
2.薬剤塗布について
薬剤塗布ですが
“何分で塗ったか”
adagioではここを重要視しています。
放置時間だけの把握だと正確な薬剤の反応時間を測れません。
そこの放置時間を均一化させるため、15分から20分以内に塗り終わるようにします。
そこで生まれたのが
このブロッキング。
塗布する幅で予めブロッキングをして塗布スピードを上げていきます。
“急がは回れ”
この準備をしてるかしてないかで効率化、均一性を保っています。
そして一般的に髪が濡れている状態で薬剤塗布をしているサロンが多い中、リアン式では髪が乾いている状態で薬剤塗布をします。
・クセのでかたを把握しやすい
・ダメージの基準になる明度を見やすい
・疎水性のクセを把握しやすい
これらの理由により、ドライ塗布をしています。
3.薬剤選定について
ここの選定が従来の縮毛矯正とは全然違う考え方なんです!
ほとんどの美容師はとにかく髪を”軟化”させる事を重要視しています。
私達もその1人です。
とにかく髪がベロンベロンにならないと癖が伸びないと思ってました。
しかし!
美髪矯正理論ではそれは絶対にしてはいけないこと。
なぜ?
ベロンベロンになった髪をアイロンでピンとさせたら不自然な真っ直ぐになるに決まっております。
いわゆるカッパ的な。
これはもう失敗ストレートなんです!
美髪矯正で絶対に把握しておくべき項目は3つ
①アルカリ
②TG換算値
③PH
ここの3項目です。
1、髪の軟化に関係してくる”アルカリ”は強すぎてもダメ。いわゆる、髪を柔らかくさせる力です。
2、癖を伸ばす役割を担っているのは”TG換算値”と言われ、適正な選定が重要になります。
3、そして薬剤の進行スピードを左右させるPH値です。
アルカリ域・中性域・酸性域
それぞれ髪質に合わせて薬剤をコントロールしていきます。
まとめると!
【低アルカリ・適正な還元・適正な放置タイム】
この三位一体のバランスである事が重要です!
4、アイロン
1剤のお薬をお流しして髪を乾かしてからアイロンに入ります。
“焼き肉上手はアイロン上手”
分厚いステーキ級の肉を焼こうと思ったとき、中までしっかり焼くのは大変です。高温で焼くと表と裏ばかり焦げてしまって中がレアなままです。
なので、薄いロース肉を焼いていきましょう!
てなわけで、アイロンは5mmのスライス幅で設定していきます。
ここでもダッカールを多様させます。
効率化!そして丁寧に仕事をする為!
美髪矯正のアイロンワークは”ツインブラシ”を使います。
しっかりとピンと髪を張った状態にブラシでさせて、アイロンの熱を当てていきます。衣服をアイロンさせる時もシワをしっかり伸ばしてアイロンする事でビシーッと綺麗になりますよね。
髪も同じでピンと張った状態を保つ事によってしっかり癖が伸びます!
しっかり細かく丁寧に伸ばしていきます。
1剤の反応を最大限に活かすアイロンワーク。
とても大事な時間です!
5、2液塗布
2液塗布のコツは”しっかり塗る事”です。
結合をしっかり完結させてあげる事が大事になってきます。
美髪矯正ではここでしっかり完結することで、当日巻いて仕上げてもいいし、結んでみても良いし、当然シャンプーだってしてもいいんです!
時代は進んでおります。
6、お客様の仕上がり
とても綺麗に伸びています!
お客様も
「本当に私の髪かしら?」
と疑ってしまう感動を得られます。
縮毛矯正の質感ではないですよね!
7、最後に
癖毛でいろんなお悩みを抱えているお客様は本当にたくさんいます。今の時代、技術は昔に比べるとかなり進歩しています!ただその技術を今の技術に満足せずに常に向上すべく日々の勉強や練習は何歳になっても必要です。
・癖毛で広がりなどでお悩みの方
・今まで縮毛矯正をしたけど綺麗に伸びなかった、失敗されて縮毛矯正するのに不安になっている方
・髪質改善ストレートをして髪に艶が欲しい方
など、いろいろと癖毛での悩みはたくさんあると思います。
こういった方は是非1度お試し下さい!
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